昨日は昼から「おいしいちゃむり活動」の一環として、谷中に行って来ました。この日は丁度墓参りの人がたくさん来ていまして、谷中霊園は勿論街なかの入り組んだ細路地にまで、車がひっきりなしに走っていました。
まずは日暮里駅西口からすぐの所にある、「入ると民族衣装を着せられる、あやしいエスニック料理の店」という情報の「
ざくろ」という店でランチ。店の紹介には「地下1階」と書いてあったのですが、実際には2階にありました。
入り口で靴を脱いで、中に入るとペルシャ絨毯を敷き詰めた、あやしい空間が広がってます。テーブルではなくこたつの天板というか製図板というか、そんな感じの板を床に置いて、そこに料理を載せます。
で、お店のウェイターをやっている
超・陽気な兄さん(やけに日本語がうまい中東系)がですね、ずっと喋りっぱなしなんですよ。女3人で行ったのですが、もう「いらっしゃいませ~」の後はしっかりと女性客への褒め言葉(おだて、とも言う)を忘れず、「こんなアヤシイ店、どうやって知ったの?やっぱり入りにくいよね~」なんて自分でつっこみ、「メニューはランチもあるけど、1000円で食べきれないしあわせコースがオススメ」の次には「でもこっち(自分)もオススメかも~」とギャグをかまし、ちょっと手が空くと店の隅に積み上げた民族衣装を持ってきて、女性客に「ハ~イ出番ですよ~」と言って着せて、その写真を仲間内で写真なんか撮り始めると、衣装を着た人を抱き上げてみたりして大サービス。「降ろすの勿体無いョ~」とか言いながら降ろすのもステキです。(笑)
そして料理は出す順番を決めていないので、本来最初に出てくる筈のスープが途中で出てきたり、なかなか飲み物(シナモンティーは無料)が出てこなかったり。ついでにナンは「は~い、
世界一丁寧なサービス!」と言いながら、各テーブル(?)の上の籠に放り投げます。持ってくる料理の説明も「これはトルコの超ビンボくさい料理~」とか、「これはヤギのちちしぼりとヨーグルトと何とか」とか、説明になってません。
でも、思い出すだけで笑いがこみ上げてくるほど、
変で面白い店です「変なモノ好き」の私にはかなりヒットでした。料理の味は、山羊か羊の肉を使っている料理が多いようなので、独特の肉のにおいが苦手な人でなければ問題ないでしょう。本当に「食べきれない」程料理が出て時間制限もありませんから、是非1度は試してみてください。( ̄ー ̄)
ちなみに、この店の付近は
野良猫の溜まり場になっているようで、近所の人が置いたドライフードなんかもあります。この日も三毛2匹に灰色縞2匹、サバ虎白が1匹に黒白が1匹、黒1匹にきじ虎2匹を発見。半数くらいは人間を見ても逃げず、三匹は触っても大丈夫でした。(「
別館・猫屋敷」に写真あり。)
で、皆でもう水分も入らないほどおなかが一杯になった所で、谷中銀座方面をぶらぶら。でも「銀座」と言っても店舗数が少なく、すぐに見終わってしまうのですよ。(;´Д`A
でもまだおなかが一杯で、愛玉子を食べに行く気分にはなれないので、とりあえず付近をぶらぶら。
バイキンマンの石像(何かご利益があるらしい)で有名な「立善寺」にも行ってみました。
あとは谷中銀座近くの日暮里駅側にある、「1日3円の化粧水」とかいう張り紙がしてあって、だいぶお歳の女性の声で宣伝文句を淡々と喋っているテープが流れるあやしい店がありまして、何気に入ってみました。どうやら黒酢に蜂蜜だのクエン酸だの色々混ぜた健康食品で、それを飲んだり薄めて化粧水にしたりする事でアトピーなんかもキレイに治る!というのが売りのようです。
店内に入ると、飲み物として薄めたものを1杯飲ませてくれて、化粧水として薄めたものを手につけたり、腕にファンデーションをつけて、この健康食品と小麦粉を混ぜたもので落としてみたりというテストをしてくれます。
やはりモノが酢と蜂蜜などの甘味料なので、薄めて肌につけるとなんとなくぺたぺたするような感覚があるのですが、飲んだときの効能に肝臓系の病気なんかも入っていたので、先日脂肪肝が発覚してしょげているうちの父にいいかなと思い、とりあえず約1週間分のお試しサイズ(880円だったかな)なんか買ってしまいました。(^_^;)
それから日暮里駅南口方面にある
羽二重団子の店(HABUTAE1819)に行きまして、しっかりとお土産用の羽二重団子を入手。このお団子は1本(4個刺さっている)231円とちょっとお高いモノなのですが、やはり値段なりに魅力的なお菓子でしたり。
「焼団子」の方は香りの良い生醤油をつけて焼いてありまして、醤油の風味と団子の歯ごたえ&歯切れのよさが美味しくて、「餡団子」は軽く滑らかで甘味もあっさりとした漉し餡と、歯ごたえの良い団子が美味しいのです。
ただ、餡も焼きも出来上がりは同じ大きさなので、餡の方はその分団子が小さくなっていまして、あんまり食べ応えはありません。あくまで「味わって」食べてください。高いんだし。(^_^;)
賞味期限は買った当日までですので、持って帰ったら早めに食べる事をお薦めします。
そしていよいよ、この日第2の目的の場所「
愛玉子」を出す店に潜入(?)です。「愛玉子」と書いて「オーギョーチー」と読ませているのですが、台北では皆「アイユイツ」(北京語)と読むので、「オーギョーチー」と言うのが何語なのかよく判りませんが、まぁ南部とかの民族系の言葉なのでしょう(本当か?)。
店には大きい黄色い看板に「愛玉子」と書いてあり、いかにも愛玉子メインの店といった風格です。他のメニューも置いていても、皆さん頼みません。(笑)
私達が入った時には席が半分くらい空いていたのに、食べている間にいっぱいになって来まして、結構繁盛している様子。
愛玉子メニューは基本の「オーギョーチー」(¥400)の他に、「氷オーギョーチー」(かき氷のせ¥500)、「チークリーム」(バニラアイスのせ¥500)、「チーあんみつ」(黒蜜&あずきかけ¥500)、その他それぞれにかき氷が乗ったものとアイスが乗ったもの、氷とアイスが両方乗ったものと、蜜の代わりにワインやかかったものなど、色々バリエーションがあります。
私は「チークリーム」を頼んだのですが…激甘でした。かき氷のシロップみたいな「どこがレモン?」なシロップに、やけに大きい愛玉子がぎっしりと入っていまして、温いものだからアイスはあっという間に溶けました。そしてアイスも甘いので、甘さ2倍に。シロップの類は意外と少なかったので、最後はもう愛玉子だけになってしまい、「愛玉子って味はないと思ってたけど、微妙な酸味があるのね~」なんて発見が出来ました…。(;´Д`A
友達は「氷オーギョーチー」を頼んだら、やはりあっという間に氷が解けてなくなったのですが、その分シロップが薄まって丁度良かったようです。
「氷チークリームあんみつ」は、黒蜜なので結構あっさりめ。甘すぎるのが苦手な人には、結構いけるかもしれませんね。