今使っているFC2ブログで、「
ブログURL(言及リンク)を含まないトラックバック制限機能」サービスが開始しました。何やら色々問題視されているこのシステムですが、私個人としては歓迎ですね。その理由は、こんな感じです。
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★迷惑な宣伝TBが防げる。
記事が新着情報に載ると同時にやたらと増える、「うちのサイト見てください」的なTB。
大抵書いてある内容は記事に全然関係なくて、商売根性丸出しのアフィリエイトだったりあやしい在宅ワークの宣伝がひたすら書いてあって、凄くがっかりします。あとはアダルト系のものも多いですね~。ある程度はドメインなどで弾けますが、いたちごっこ状態で何とも。
TBはコメントと違って相手のブログに自分の記事(の一部)を貼り付けられる機能ですから、「TB欄」にアドレスをコピー&ペーストするだけで、それこそ電話ボックスや電柱などのチラシのように、同じものをあちこちにぺたぺたと「貼り逃げ」出来るのです。
勿論貼られた方は、迷惑なら剥がす(削除する)事も出来ますし、貼り付けたブログの管理人へ意見を述べる事も出来ますが(スパムの場合は連絡する事で却ってターゲットにされるかもしれないので危険ですが)、管理人が気づくまでの間は貼られてしまっている訳ですよ(確認後に公開できる機能が使える場合もありますが)。
ブログもウェブサイトも、言い換えてみれば「インターネット上にある、各管理人の家」とも言える場所です。まぁ余程の人気サイトでない限り、訪ねて来る人は管理人の友人がほとんどだと思いますが、検索などで見つけて覗きに来たら怪しい記事が貼ってあった…なんて、管理人に対しても誤解が生じそうじゃないですか。これは考えすぎかもしれませんが、「他人の家で勝手に変な商売しないで!」と思うのは事実です。
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★無意味なTBが防げる
TBされた記事が存在するだけで管理人の印象を損なうような迷惑スパムでなかったとしても、見ず知らずの個人の「悪意は無いけれどアクセスアップを計る為の宣伝(管理人にとって全く興味がなく、人に薦めようとも思わない)」であったり、大まかに見れば確かに関係なくも無いけれど論点がずれたもの(例えば漫画の登場人物について話しているのに、同名というだけで何の関係も無い俳優についての記事が貼られるとか)といった場合。
これも新着情報や検索などで挙がってきたブログに任意に貼り付けているのだと思いますが、貼られる方としては「関係無いじゃん…」とか「ウチの記事読んでないよね」という事がありありと判ってしまって、ちょっと不愉快指数が上がります。個人的には無断で玄関に選挙ポスター(当然支持なんてしてないヒトの)を貼られた時並の不愉快な気分ですね。
まぁこういう類の人達は、貼ったら最後再び来る事はほとんど無いと思うので、さっさとTBを削除して構わないと思いますが、慣れないとどうしようか悩むものです。
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★関係が薄い話題へのTBが防げる?
これは認識されるアドレスが対象ブログ(サイト)のトップレベルなのか、それとも記事レベルなのかで変わってきますが、私の個人的な意見としては記事レベルだと嬉しいです(っていうか、本当は参照するものが「文章中のキーワード適合率」だと一番良いのですが)。その理由は、タイトル通り関係が希薄な話題へのTBを防げるから。
TBはそもそも「関連記事同士を繋げるツール」(正確には記事内で言及しない限り、片道しか繋がりませんが)という触れ込みだったような記憶がありますが、その記事が関連しているかどうかという判断は難しいものがあります。
例えば私が「台灣の安くて美味しいマンゴーかき氷」について記事を書いたとします。そこに「台灣の美味しいかき氷屋情報」とか「台灣のマンゴーかき氷屋周辺情報」、「他の国の美味しいマンゴーかき氷」などについてTBされたら、きっと喜んで見に行くと思います。しかし、もし「アジアの世界遺産」とか「韓国ドラマ」とか「フランス料理の高級デザート」とか、台灣でもマンゴーでもかき氷でも安くもない話題が貼られたら、はっきり言ってあまり嬉しくありません。確かにこれらは「アジア」とか「食べ物」といった大きなカテゴリーで見れば当てはまりますが、適合率はかなり低いですよね。
この場合は前に述べた2つと違って、TBを送った側が「自分は関係のある記事にTBした」と思っている可能性があるので、何とも難しいところです。そして引っ込み思案な私としては、そんな記事を消すのは心苦しいけれど、「こっちの記事にTBしてください」とお願いするのも微妙だし、しかも張り替える記事がなかったりすると、TB用に記事を新しく用意するかTBを完全に消してしまうかしか方法が無いしで困るのです。見解が違ったとしても、TBする方の管理人が「自分の記事の中にこの記事を紹介してもいいかな」と思うようなものなら、適合率もそれなりにあるのではないでしょうか。
まぁ貼ってあっても「あんまり関係ないけど…」と思うだけなので、これといった弊害はありませんが、何とも微妙ですね~。(-_-;)
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とまぁ勝手に意見を述べさせて頂きましたが、人によって状況や考え方は違うのが当たり前です。賛同する人は機能をオンにして、賛同しない人はオフにすれば良いだけの事。選択肢があるのは良い事です。
あとは機能を望まない人がオフに切り替える為の説明と、この機能自体の動作がしっかりしていれば、問題無いのではないでしょうか。