旅行3日目は、香港朋友とお出かけの予定でした。普段自分達だけでは行き難い、ちょっと遠い所に行こうかなぁなんて思っていたのですが…。
「
台風警報レベル3・警戒」だそうで。(撃沈)
で、どう考えても遠出は危険なので、予定を少し変更して香港島側にある
香港大学内の美術館に行ってきました。
まず「金環 Admiralty」の駅に行き、「太古廣場、金鐘道」のバス停から23番のバスに乗り、10分位でしょうか(計ってないけど)。10個目のバス停「香港大學東閘、般咸道」で降りると、すぐ近くにあります。バス代はHK$5.7です。ちなみに帰りは「英皇書院、般咸道」が近いようです。行きと帰りでバスの名前は同じ23ですが、帰りはHK$6.5になりますし、バス停の名前も変わるのでご注意下さい。

香港大學美術博物館の入り口は、香港大学敷地内にある「徐天堂樓 T.T.Tsui Building」内にありますが、隣の「馮平山樓 Fung Ping Shan Building」も繋がっているので、こちらからも入れるかもしれません(未確認)。
入場無料で祝日以外は開いていて、平日は朝9時半から夕方6時、日曜日は午後1時半から5時半まで開放しています。
建物の中は撮影禁止ですが、収蔵品もさることながら、建物自体もなかなか。あちこちに置かれた椅子やパーテーションなどがいい感じに中華なのですが、銅版画の部屋だけは洋画展示なので、フローリングに白い壁で、高い天井に天窓が。きっと晴れていたらかなりいい感じかなと思いますが、外は大雨…。まぁ降ったり止んだりですけどね。(-_-;)
今回は一部準備中の所もあり、美術品はちょっと少なめでしたが、時間もそんなに無いので徐天堂樓のみ閲覧。でもしっかり徐天堂樓の上の階にある「
博寮茶座」という茶室で、お茶してきました。

この「博寮茶座」は中華な雰囲気たっぷりなフロアにテーブルと椅子がいくつか置かれていて、頼むとお茶を茶道具と一緒に持ってきてくれます。お茶は自分で淹れるのですが、1人分は従業員が実演してくれますし、お茶の淹れ方を書いた紙(持ち帰り不可)も用意してくれます。<日本語版もあってびっくり!
あくまでお茶を飲むところなので、お茶菓子は一緒に持ってきてくれるカシューナッツしかなかったりしますが、お茶の種類はHK$20のポピュラーなお茶が4種(西湖龍井、茉莉香片、安溪鐵觀音、壽眉牡丹、雲南普洱)、HK$40のちょっと高いお茶が3種(武夷山正岩大紅袍、鳳凰山單欉、臺灣高山烏龍)あります。
部屋の片隅には昔のお茶道具の展示と、何気に茶器と茶葉の販売もありました。
たまたま天気が悪い所為もあり、客が少なくて私達のいる間は誰も来なかったのですが、お陰で素敵な部屋を貸切気分で寛げました。
その後はバスに乗って移動。金鐘を通り過ぎて銅鑼灣まで行き、「
リーガルカオルーンホテル 富豪香港酒店」の「カフェ・リビオリ 御花園」でランチビュッフェ。時間ギリギリに入ったのですが、残り時間30分だから急げ~!とばかりに食べたのに、急ぐ必要なかったみたいです。(^_^;)

食べ放題の内容ですが、実に色々な料理がありました。生野菜もあれば中華風の炒め物や麺もあり、インドやタイのカレーに寿司などが所狭しと並び、デザートもケーキにムースにタイ風のういろうみたいな食感のお菓子、伝統糖水(白木耳を煮たヤツ)にアイスクリームが6種類!私らは野菜を中心に取りつつ、しっかりとスモークサーモンは3回もお代わりしてきましたが、香港朋友は2人して寿司をいっぱい持ってきてました。…日本に来たら、上野か築地で御寿司とか海鮮丼でもおごってあげよう。
価格は友人のおごりだったので判らないのですが、高級ホテルですからねぇ。高かったかも…。(;´Д`A
食事後は銅鑼灣あたりで母に頼まれた化粧品などを買い、一旦ホテルへ。荷物を置いて持ち替えたら、いつもお世話になっている人形のウィッグ屋さんご夫婦に会いに、バスで旺角へ行きました。
実は今回、ちゃむりの「
しな」と一緒に連れて行った「なな」をウィッグ屋さんの所に「赴任」させる事になっていたのです。連れて行ったらとても喜ばれまして、今は毎日一緒に出勤して一緒に帰っているとか。きっと「なな」ちゃんは、お店の看板娘として頑張っている事でしょう。
で、この日の晩は、ウィッグ屋さんご夫婦に海鮮料理を食べに連れて行っていただきました。行き先を聞いていなかったのですが、何と「西貢 Sai Kung」という九龍半島の北東部の街でした。都市部から車で40分ほどかかるのですが、私達は車酔いの薬を用意していなかった為、着いた頃にはへろへろ。しかも映画の撮影にも使われるという海辺の良い景色も、夜だし台風でそれ所じゃなかったです。(;´Д`A

でも暫くしたら車酔いはおさまりましたし、海鮮料理はなかなか。日本で頼んだらスゴイ値段確定な、とても大きな海老をはじめ、蟹に帆立に烏賊につぶ貝に白身魚などなど。ついでに糖水(伝統的な漢方デザート)まで頂きました。お腹が一杯で色々残ってしまったのが恐縮ですが、とても美味しかったです。あと茹でた烏賊に塩辛みたいな味の調味料をつけて食べたのが新たな発見でした。香港人、塩辛イケるかも。
食後ホテルまで送っていただいたのですが、頭痛薬を飲んで車内で寝ていたので、帰りはほとんど具合悪くなりませんでした。
部屋に戻って落ち着いたところで、夜中でしたが24時間営業のマッサージ店「足保健」の佐敦店へ。この店は前回泊まったBPインターナショナルハウスから近く、彌敦道沿いの目立つ場所にあるのですが、予約不要で24時間いつでも入れて、価格も手頃で深夜は足マッサージのみ更に少し割引らしいです。とりあえずHK$128(約1920円)の全身マッサージを頼んだら、ジーンズを店で用意しているイージーパンツ(何故か色が真っ赤)に穿き替えるように言われまして、その後マッサージ開始。…おばちゃんがガムくちゃくちゃ噛んで、ダイナミックにげっぷしながら揉んでくれました。( ̄△ ̄|||)
ちょっと先日の揉み返しもあって肩がバリバリだったので、おばちゃんが頑張って肩をかなり揉んでくれましたが、首の骨がズレて頭が痛かったのは治らず。まぁ予約不要で全身マッサージが出来るのって、珍しいですからね。ちょっと疲れた程度なら、問題ないと思います。…慢性化しちゃっていて具合がすこぶる悪い場合は、きちんとした中医のいる所の方がお勧めかな。