
先月の話なんですが、兄が岩手の仕事で知り合った方から、大量の活帆立が届きました。…と言っても、実は兄は海産物が好きではないので、貰った本人は全然食べなかったのですが。(;´Д`A
帆立自体はそう珍しいものではないですが、こんな
殻付でしかも生きているのなんて、貰ったの初めてですよ!?しかも漁港から直送のようで、新鮮で1個1個が大きい!!こんなの東京でマトモに買ったら、幾らするんでしょうか。買った事が無いので想像も出来ません。
そして思いがけないギフトに喜んだのも束の間、現実的な問題に気がつきました。この帆立、生きてるうちに何とかしないといけないじゃないですか!すんごく大量にあるので、他所におすそ分けしようかとしましたが、連休だった為お出かけ中だったり、扱いに困ると拒否されたりして失敗。結局全部自宅で食べる事になりました。
帆立と一緒に入っていた紙に、レシピとか剥き方とか書いてあったのですが、ビニールに入れたりせずにそのまま入っていたので、生臭い水でびっしょり。何とか剥がして剥き方を見たら、「貝の平らな方の貝柱にナイフを入れて片面を剥がし、もう片面も剥がす」というような事が書いてあったので、おっかなびっくり初挑戦です。
ひぃぃぃっ! う、動いてるよぅ~! まぁ活ほたてなので、当然ですが。(;´Д`A
うわぁぁぁっ! 嫌がって貝閉じてるよぅ! 嫌だよね。痛いよね。でももう、海には帰れないよね。諦めてね。(T△T)

そんな感じで格闘すること40分少々。30数個の貝は何とか剥き終え、母が貝柱とひもに分けて洗いました。
すごく昔の話ですが、小学生の頃スーパーマーケットの前で鰻を捌いているのを見た事があって、生きてる鰻を職人さんがさくっと切り身にしていたのですが、捌かれた骨がうねうね動いたり、切り身が逃げようとしてたりしているのを見てびっくりしたんですよ…。
そして現在ワタシの前に、時々
何気に動く貝ひもと貝柱が。( ̄□ ̄;)!!
もうここまでくると、痛いとか関係なく電気信号みたいなモノで動いているのだろうと思いますが、ちょっと微妙~。刺身にする分を切ろうとして掴んだら「ピクッ」と動いたりして、こっちがびっくりしましたよ。
ちなみに半分を刺身、半分をバター炒め、貝ひもは時雨煮で頂きましたが、臭みが無くて貝柱は食感ぷりぷり、ひもはしゃきしゃきで、とても美味しかったです。南無~。